【財布・バッグ】IL BISONTE イルビゾンテの特徴と品質は?

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イルビゾンテ 小さな工房が世界的ブランドになるまで

IL BISONTE(イルビゾンテ)といえば、現在ファッションに関心のある学生にとっては、真っ先にビビビっと反応するブランドでしょう。

現在ではバックだけではなく、財布、ベルトキーホルダー、キーケース、名刺入れ、手帳などのアイテムを取り扱っています。ちなみに「IL」はイタリア語の男性語で「the」を表し、「BISONTE」とはバッファローのことを指します。

1945年ベネチア近くに生まれた「ワニー・ディ・フィリッポ」は、父とともに警官や車パーツの販売の経験しながらパリの通信講座でアートを学びました。

その後、妻の親戚のバッグ工場で技術を高め、力強いバッファローのイメージに魅せられたワニー氏は、自身の作品にバッファローの印を使用しました。

その後、1970年にフィレンツェの通りに、妻のナディアと共に小さな革製品の店を開いたことから始まります。

客のオーダーに応じてバックやベルトなどの革製品を地道に製作していく中、友人の店にイルビゾンテの製品を置いたことで、アメリカ人バイヤーの目に留まったことがきっかけとなりました。その後イルビゾンテは、イタリアだけではなくフランスやアメリカ各地から注文を求められるようになります。

IL BISONTE イルビゾンテの特徴と使っている人のイメージ

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製品自体は、非常にベーシックで無地の革にイルビゾンテを代表とするバッファローマーク。ですがこれが非常にシンプルで美しいのです。

近年はスタッズ入りのロックなデザインや強烈なインパクトを持った個性派のデザインが多くみられました。そのため他人と被らないという優越感を持つことができますが、持ち主自身にあうかどうかを判断するのは第三者目線でないと難しいものです。

そのため、イルビゾンテのシンプルかつ絶妙な“可愛さ”を持ったデザインは年齢を問わずかつ、各国から求められるのと同様イギリス的なフォーマル、アメリカ的なカジュアルファッション、日本人の年代を問わないどのような服装にも、馴染むことができます。

以外とそういったシンプルな製品はファストファッションに流れがちで品質が劣るものですが、イルビゾンテの魅力はもちろんデザインだけではありません。その品質の高さがなによりの魅力です。

イルビゾンテで用いられる革は「ベジタブルタンニンなめし」のオリジナルレザーであり、更に最も人気が高いのはヌメ革です。

まずベジタブルタンニンなめしについてですが、実物の皮は放っておいたらもちろん腐敗してしまうため、皮を革にするためには「なめし」という加工が必要になります。

その加工に用いるものが「タンニン」と呼ばれる植物などに含まれるポリフェノールの総称です。中でも化学物質を使わない植物性のなめしを使うことによって、本当の革らしい革をつくることが「ベジタブルタンニンなめし」の特徴です。

そしてヌメ革とはそういったタンニンなめし加工のみを使用した染色、塗装されていない革のことを指します。

そのため、最初イルビゾンテの革に触れたときは「むむ!?なんて固い革なんだ。」と思うはずです。しかしながらその革は日が経つごとに少しずつ手に馴染み、柔らかくなっていくことでしょう。また革の特徴として使いたてのときと色が大きく変化することも魅力の一つです。

使う人が育てあげる財布やバッグ、IL BISONTE イルビゾンテ

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もしかしたら色落ちすることで古臭くなる、ボロ臭くなるといったイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そこで創業者であるワニー氏はこんな言葉を残しました。

雨が降ればどちらも濡れ、晴れればどちらも日に当たり、あなたが日焼けすれば、バッグも日に焼けます。あなたのイルビゾンテはあなたの一部になります。(公式サイトより)」

イルビゾンテの革は雨に一滴濡れてしまえばシミになってしまうかもしれません。買った頃と比べて黒みがかったブラウンに変化してしまうかもしれません。

しかしながらその変化は所有者とともに刻まれた歴史であるには違いないのです。

ノンウォッシュデニムにもよく使われる言葉ですが、洗うことによってデニムの色落ちを楽しむことを「デニムを育てる」と表現します。イルビゾンテの革も所有者だけの色合いと柔らかさに「育てられる」ことがなによりの魅力なのでしょう。

 

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